グレードがクライミングを面白くする
クライミングには、自分の実力を数値化するためのグレードが設定されています。それぞれのグレードに挑戦することで、自分の実力をある程度測ることができるだけでなく、目標を持って取り組むことでモチベーションも上がります。 しかし、クライミングの楽しみ方はグレードに限りません。例えば、外岩でのビックウォール登攀や、ボルダリング課題への没頭など、グレードから解放されたクライミングも楽しいものです。特に、自分の挑戦したい課題を見つけ、それを達成するために練習することで、自分自身が成長していく過程がクライミングの醍醐味と言えるでしょう。 また、グレードは国や地域によって異なります。日本のボルダリンググレードは、V字形の数字で表されることが一般的で、国際基準とは異なります。しかし、どの国や地域でもグレードはあくまでも目安であり、個人差やクライミングスタイルによっても異なります。 世界最高難易度のV16や5.15cに挑戦することは、人間の限界に挑戦するような難易度です。しかし、クライミングは自分と向き合うことでもあり、自分にとっての限界に挑戦することが最も大切なことです。グレードはその目安を示すだけであり、自分自身がどこまで挑戦できるか、その限界を超えられるかは、自分自身の挑戦と努力次第です。 クライミングは、グレードを目標にして取り組むことも楽しいですが、グレードから解放されたクライミングの楽しみ方もあります。自分自身の挑戦と成長がクライミングの醍醐味であり、その楽しみ方は人それぞれです。